「介護あるある」ネタで終わらせない車椅子の操作(片麻痺での自走)

介護保険や高価な福祉機器に対抗して介護の現場が作り上げた

足で操作する車椅子の舵

片麻痺の為、車椅子の操作が上手くできない

【具体的な車椅子操作の事例】

左片麻痺の方は右手と右足を使い車椅子を操作します。
でも、上手くできない方は右側に曲がってしまい壁にぶつかって動けなくなります。真っ直ぐに進めないのです。

よく、介護施設の廊下で壁に引っかかって動けなくなっている方をみかけませんか?

壁に引っかかって動けないイラスト

是非、試して頂きたいのがこの「車椅子の舵」です

【足で操作する車椅子の舵の写真】


部品は全てホームセンターで揃いますので、是非、皆様も気軽に作ってみたらいかがでしょうか。

みなさまの所にはいらっしゃいませんかね?
“片麻痺の為、片手、片足だけで車椅子を操作するけど、上手くできない方…”

ええ、おられますよ。
片麻痺の方は真っ直ぐに進めない問題がありますもんね。
それが解決されたら、行動範囲広がりますよね!

知り合いの病院勤務の理学療法士から、壊れた車椅子を譲り受け、日夜、改良してついに完成した「足で操作する車椅子の舵」の動画をご覧ください。

足で操作する車椅子の舵の動画】

片足(健側)のみで足板を動かします
健側の片手・片足だけで操作する実際の動き
↑片手だけで操作する動き
漕ぎも舵操作も片手一本だけの動き

「車椅子の舵」を作ってみる

【部品と取り付けの仕組み】

皆さんも是非、作成してご利用者にお勧めしてはいかがでしょうか?
介護保険のレンタル、施設のスタンダード車椅子に満足できない方にお勧めです!

「自力操作」という切り口から、現状の車椅子を見直してみるわ

どうしても、出来ない方は施設にかかわりのある介護用品店に頼んだり、近所の工務店の方に頼んでみてください。

自力で移動できるとご利用者の表情は圧倒的に良くなるわよね!

第一号機のお話

最初に作った「足で操作する車椅子の舵」

10年以上昔になりますが、下のイラストのような「足で操作する車椅子の舵」を作成いたしました。

足で操作する車椅子の舵一号機の動画】

この舵の使用により、今まで車椅子自走が困難だった片麻痺の方々が続々と自操可能なりました。

新潟県の福祉機器発明工夫コンテストで最優秀賞に輝いたんじゃよな

ええ、施設内の移動くらいは十分可能ですので、是非、お試しくださいませ…
と…言いたいところですが…

【一号機には欠点があった】

残念ながら、施設で日常的これを使うには大きな欠点があったんじゃよ

はい…実はそうなのです
それは、利用者本人が決めた進行方向に舵が定まる為、介護する職員が自由に車椅子を動かすことが出来ないのです

そうなんじゃ
利用者本人には好評でも、舵が装着した車椅子を扱う介護職員には面倒がられ不評だったんじゃ

せっかく、取り付けたのに休み明けで出勤すると外してあるみたいな感じで…

職員間の統一も図られていなかったんじゃな

ええ…まあ…
「他人を車椅子に乗せて介護職員の思いのままに移動させることこそ失礼じゃないか」
と言い訳みたいな反論をしましたが…
結局、普及しませんでした。

残念じゃったの

老健の全国大会でも発表させて頂いた時は、リハビリ関係者の方や車椅子のメーカーの方より多くの問い合わせがありましたよ

おお、特許はとうなんじゃ?

全く、関係ありませんので、ご自由にお作り下さいと伝えてあります

【第一号機の作り方(こちらはもっと簡単です)】

もし、導入するのであれば、一緒に働く職員の理解と協力が必要であると、身をもって考えさせられた一件となりました

チーム全体で検討して解決するというところから外れていたんじゃな
チームが充実してくると、コミュニケーションがスムーズになり、協力体制が生まれるようになるんじゃ

チームを意識して動くことがたいせつじゃよ

これらの問題を改良して作られたのが
最初にご紹介した「足で操作する車椅子の舵」です

最初はこの一号機で操作を試してみてはどうじゃろうか

最優秀賞を頂いた時の講評です(一号機)



皆様から頂いたコメント(足で操作する車椅子の舵)

ノーベル福祉賞ですよ!

すごい!!すごい!!
すごおおおおい!!!
何ですかこれは!!!ノーベル賞ものですよ!!
ノーベル福祉平和賞ですよ!!(なんだそれ

これいいいいい!!!
しかも作り方まで載せてくれて!!!(作る自信がないけど)

これ、正式に福祉用具として売り出したらどうですか?!
勿論、材料費+αくらいの値段でお願いしたい!笑
いや、作ろうと思えば出来ない事もないけども
レクルーなんかに載ってる無駄に高いレク用品より、余程、需要があると思います!!!

画期的~~~!!

ありがとうございます。

そんなに絶賛していただけるのであれば、匿名さんの周りに、この道具を必要とされる方がいらっしゃるはず(^-^)/

是非、自分で作成してください。作成することで確実に介護のスキルはアップしますよ!

何よりご利用者との信頼感が増すのですよ。

ご利用者と一緒に作成してくださいね(^-^)/

専用の車椅子はとても買えない

これは素晴らしい!!
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専用の車椅子はとても買えない。これならば!

嬉しい共感です!材料は2000円かかりません。
ホームセンターで加工できます。

是非、作成してBさんも操作してみてくださいね(^_-)-☆
癖になります、この曲がり方は!

自分でできることを一つでも多く

車椅子のかたへの愛情あふれていて胸アツになりました。
動画付きなのでとても分かりやすいです。

被介護者は、自分で出来ることがひとつでも多いほど、日々の生活が充実されることとおもいます。

また、自分もいつお世話になるかもしれません。

ありがとうございます!

おっしゃる通り、ご利用者の為というよりも、自分たちのためなのかもしれません。

「誰もが一緒です」改めて感じさせていただきました。

本当に一人でも多く、自分の力で車椅子の操作ができますように!

軌道修正しながら漕ぐので疲れます

すごいですね。
利用者のために発明までしてしまう、その姿勢に脱帽です。
車椅子は、私は両手で漕ぎますが、タイヤの空気の抜け具合か利き手の力の方が強いのか、真っ直ぐ進むのは難しいです。軌道修正しながら漕ぐので疲れます。

片麻痺の方が自分で行きたい方向に行けたら、感動ものですよ!
これからも利用者のためによろしくお願いします。


「さすが」と言っては失礼なのかもしれませんが、すぐにご理解いただきホッとしております。

車椅子を漕ぐときの左右差はかなり繊細で敏感なのですね。介護職員はそれを知りませんし考えたこともありません(´0ノ`*)

今回のこの道具はその繊細さ、ちょっと前輪に角度をつけるだけで簡単に曲がるというところがポイントなんだな…と、コメントを頂き、今感じました。ありがとうございます。

電動のものがあれば必要ないかもしれませんが、「自分の漕ぎ方が進み方を左右する」というところに魅力を感じます。

事故を起こしたときの責任

福祉用具の管理責任、の所なんですが
所謂、正規品を改造し、専門業者でない者が、【改造して使用した車いす】の扱いになると思うのですが、その辺は何か問題になりませんか?
よくある、空気がちゃんと入っていなかった、ゴムが擦り切れていた、ブレーキがちゃんと利いていなかった、それを管理するべき施設の日常点検が適切であったのか?という所ですが、
使用中に事故を起こした場合、管理・保全が適切であったか?が問われると思うのですが、こういう場合って、法律的に大丈夫ですかね?

そういう意味でも是非、正規品として登録、販売をしてほしい所ですが、そのあたりの扱いが無知なものですみません。

物自体は、書いたように、とっても素晴らしいと思います!!

積極的に考慮していただきありがとうございます。

そうですね。この道具を取り付けたのであればメーカーの責任ということはないですよね。

とは、言ってみたものの、私は全く事故について考えたことがないのですよ。恥ずかしながら…

あるとすれば、ベッドへの移乗やトイレ移動の時、本体が邪魔になるかもしれませんね。

あとは、自由に動かれるため、それに伴うリスクも有り得るでしょう。

でも、考えられない事象もあると思いますので今後も注意して見てみますね。

安心、安全には少々、欠けるのでは?

初めてこのような物を見ました!
以前に片麻痺の方が居て、便利な物があったならば残存能力が発揮出来たのでは?
健常者と比べてしまえば不利だけど喜んで頂けたのかな?と思ってしまいます。
しかし安心、安全には少々、欠けるのでは?

こちらの施設でも足台とか手作りの物を使用されている方も居ますので何とも言えませんね…

でも皆さん!この熱意は素晴らしいと思いませんか?
どうしたら張り合いのある生活が送れるか?
困っている利用者様が喜んで頂けるか?
情熱も感じられますよ( ´﹀` )
発信する事で良い方向へ行きますように!

ご覧になられたかもしれませんが青いタイプは「危険」な場面が考えられます。
→介護者が強引に車椅子を動かした場合、板が思わぬ方向へ回転してしまいます。

赤い方は、今のところ考えられる危険は板に足を乗せたまま立ちあがることですかね…この場合「板を丈夫にする」か、反対に「弱くして折れるようにするか」ということを考えております。

もし危険リスク、思いついたらコメントを頂きたいとおもいます。

よろしくお願いいたします(*^▽^*)

実際に作成された方の紹介

実際に作成された方がいらっしゃいますのでご紹介いたします。

介護報酬改定に、こんな楽しい要素が含まれる日が来ることを期待してます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。