続かない 会議で決めた 良い意見

会議

職員会議やミーティングではすばらしい意見が出やすいです。

いろいろな課題について様々な意見が出されますが、現場の状況を無視した「倫理的にだけ正しい正義の味方発言」には困ってしまいます。

特に受け入れられないのは普段、利用者に対しての発言や行動がメチャクチャなのに、ここぞとばかりに優しさあふれる正義の発言をしてしまう職員です。
「普段」の貴方はそんなこと言えないでしょう」
という雰囲気が会議室をつつみますが、誰も指摘できません。

そんなときにスーパーバイザー役の管理者がビシッと
締めてくれるかと思いきや
「まあ、みんなお年寄りを大切にして、明日からもがんばろう」
などと当たり障りの無い抽象コメント…

結局、釈然としないまま会議は終了してしまいます。

その後、更衣室などで限られた参加者による井戸端会議的集まりが、それ以上に盛り上がることはいうまでもありません。

同じ目の高さ

カラオケ

厨房は 洗浄よりも 戦場だ

厨房

今日の厨房も戦場のようです。
急遽、ディサービス利用者追加になったのに厨房に連絡してなかった…なんてことがあります。

早速、厨房に昼食、一人分の追加を依頼に行くのですが、外から覗く厨房内はとても忙しそうで声を掛けれません。
換気扇や調理器具の音で呼びかける声も聞こえません。
調理員は帽子とマスクをしているため表情はわかりませんが、かなり焦っているようです。

「コラッ、誰だっ、こんな味付けしたヤツはっ」
「あたしの味付けに文句あんのっ」

なんか知らないけど怒鳴り合いがはじまりました。怖くってますます言葉をかけられません。

こんな光景を見たら「さすがは味にこだわっている職人たちだ」と思いましょう。

美味しいものを食べていただきたいというプロの意気込みを感じて下さい。

 

配膳

 

 

気まぐれメニュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

体交で 床ずれなおる 訳がない

体位変換

“また短期入所中に褥瘡を作って家に返してしまった”
「そういったリスクは十分、予測できたのに…」
と施設職員は何度悔やんだことでしょうか…

褥瘡は係わる職員がチームとして機能していないと増々悪化してしまいます。
その機能していない素人チームが褥瘡の対応で真っ先にあげるのが「体位交換」です。 体位交換時間を記入した紙を枕元に貼ったりして、すっかり安心してしまうのです。

しかし、これは治療ではなく緩和方法のなかの一つにしかすぎません。
また、入浴で患部ばかりに気を取られ褥瘡部位だけは手厚い処置なのですが、顔や髪の毛の生え際は垢だらけ…こんなのも困ります。

栄養状態や疾病などの全体像を無視して褥瘡部位ばかり目が行くようでは、専門職とは言えません。

 

 

 

体位交換

 

 

 

 

 

 

褥瘡予防

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相談員 自分の相談 誰にする

相談員

“相談”という言葉がそのまま職名についているように、相談員は利用者の相談役という感じですが、その仕事内容は幅広く、なんでもこなす雑用係といった感もあります。

利用者と家族の対応以外にも実習生やボランティアの受け入れ、行政など外部に対しての窓口役だったり、保険請求業務の他、人手が足りないときは当然、介護現場に入ったりもします。

でも、これだけ多くの係わりを全て一人でやろうとすると、無理が生じ大きなストレスになってきます。
それに加え施設稼働率の向上を管理者や上司に求められ、現場すべての責任を負わされるのです。

几帳面な性格故に、身動きが取れなくなり、これらが原因で仕事を辞めて行く相談員も多いのです。
真面目なのはいいと思いますが、言われたこと全てを受け入れようとしたり、プライベート領域まで仕事を持ち込むと誰だってやりきれません。

叱られたり厳しく指導されても、そのうちの半分くらいは軽く流してみましょう。 全然問題ないですから。

 

 

介護現場嫌い

 

 

 

 

 

 

相談員

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洗濯で 衣類紛失 名前なし

名前なし衣類

洗濯室や居室を回り、入所の説明の時にあれだけ
「衣類に記名をお願いします」
って言ってたのに…という想いを抱きながらラクダ色のモモヒキを探したことはないでしょうか。

たまたま夜勤明けですれ違ったご利用者に
「洗濯に出した衣類が戻らない」
と言われてしまい、帰ることができずに衣類探しさせられるほどやり切れないことはありません。

紛失した衣類が「藤色のトックリ」とか「格子柄のきゃはん」とか言われても若い介護職員には今ひとつピントきません。

「大切なセーターが返ってこないんだけど…」と家族から苦情を言われ即捜索。
やっとの思いで捜し当てたまでは良かったのですが、乾燥機にかけてしまいセーターは縮んで”カチカチ〟なんて時は、どうしようもないと分かっていながらも涙目で引っ張って延ばしてみたりもします。

 

 

 

 

名前なし

 

 

 

 

名前なし衣類

 

 

 

 

 

好きなこと 自由にできない 施設内

敷地内禁煙

気ままに暮らして来られた方が、周囲の意向だけで施設に入所させられるケースがあります。
本人は全く納得されてない為、入所後、「嫁に騙された」とか「ここは刑務所だっ」などと怒り出します。
そして、食事を拒んだり、施設から逃げ出そうとしたり…いわゆる施設側にとっての問題行動になるのです。
それを聞きつけた嫁いだ娘が面会で
「おじいちゃんが可愛そう…」
と言い
「意地悪な兄嫁をなんとかして」
などと施設側に詰め寄るので職員も堪ったものじゃありません。
現場の介護職員が受け入れた相談員に対して
「どうなってんの」
と問えば
「はあ、在宅のケアマネが…」
という話になり、ケアマネに問えば
「はあ、お嫁さんの意向がそのぉ~」
ということになり…
気が付くと施設職員は「嫁」と「嫁いだ娘」との間に挟まれ二進も三進もいかなくなるのです。

 

 

 

隠れて喫煙

 

 

 

施設見学

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘱託医 毎週一回 叱られる

嘱託医師

なぜか、施設では食事摂取制限のある方の身の回りに食べ物が溢れています。
そういう方に限って、お菓子などを大量に食べているところを医師や看護師に見つかり叱られることがあります。

そして、医師や看護師は介護職員に指導します。
「あなたたちがしっかりしなきゃだめじゃないの」
その為、介護職員は神経質になり、お菓子を管理し始めます。

“飴玉、一日三個まで”

といった個数制限を設け“飴玉摂取表”というシートを作成します。

「はいっ、今日はもう三個目ですよ!」
と職員は飴玉をひとつ手渡し、誤嚥しないように、付き添い、食べ終えた後に枕元にある摂取表に記入します。

当然、摂取表の他にも体位変換表などを作成して枕元に貼り付けますので、施設はより施設らしくなっていきます。

 

 

 

嘱託医

 

 

 

女医

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

産休を 明けて おむつが大きいな

おむつ

赤ちゃんのオムツサイズは小さい・・
というよりも大人用の紙オムツはそれと比べるとあまりにも大きいので、初めて見る人は驚いてしまいます。

とかく施設での排泄ケアは携わる職員の考えで大きく左右されます。

「尿漏れ防止のためにオムツを何枚も重ねてあてる」

「夜間のおむつ交換、夜勤者は頑張って一時間おきに換える」

などの取り組みを研究発表して物議をかもす場面もみられます。

尿取りパットや履くタイプのオムツが出て排泄のバリエーションの幅が大きく広がりました。

そして、今では自立の為、オムツを使わないようにしようとオムツ外しが叫ばれています。

「オムツは拘束」

とまで言われる方もおられますが、現場の意識は低く

「夜間帯はパット三枚で対応しましょう」

なんていう小手先の対応が堂々まかり通っています。

施設において「脱オムツ」を掲げる姿勢を私は支持します。
脱オムツに取り組むことで、排泄だけではなく利用者の生活全般に目を向け、それに伴っての言葉かけやマナー、介助技術も鍛錬されていくと考えているからです。

自立支援を掲げる事は現場職員のモチベーションを維持するためにも大きな意味があると思います。

ただ、吸収力の良い製品も出てきたので、夜間はゆっくり眠っていただくために、これを利用するという考えも否定できません。

追伸
「オムツ外れて自立したら介護度が下がって報酬が減ってしまうじゃないか」とオムツ外しに反対した法人局長とその取り巻き陣が懐かしい…

 

 

おむつの種類

 

 

 

 

 

リハビリオムツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

腰が出た 体調管理は 自己管理

ぎっくり腰

※腰が出た=ぎっくり腰 (新潟長岡地域の言い方)

「身体が痛くて休みたいのに休めない」
「移乗介助が大変で腰を痛めた」
ケアを提供する側の職員がこんなことばかり言ってると利用者は報われません。

‥とはいえ、決して楽とはいえない介護業務。
「腰を出した」 「手首が痛い」 「膝が痛い」
という介護職員はどの職場にもおられます。

これが悪い方向へ向かうと
「業務がきついから」
「上(上層部)がなっていないから」とか「職員数が少ないから」
など批判的な発言が表面化してきます。

そして、それを聞いた管理者はカチンときて
「そんなのは自分自身の自己管理が悪いからだ」
などと発言してしまいます。

いくら健全な利用者主体を掲げているお手本施設でも、こんな状況だとなかなか現場のモチベーションは上がりません。

でも本当は現場に出ない口先ばかりの管理者ほど椅子に座りっぱなしで深刻な腰痛持ちだったりするのですよね。

 

 

腰痛

 

 

 

 

ぎっくり腰

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健側と 患側わからず 物を置き

健側と患側

ベッドから車椅子への移乗介助を介護講習会などで教わります。
その講習会で教わる基本動作は下肢の位置に気をつけて、健側方向へ車椅子を置いて介助するというものです。

しかし、実際の生活場面で教科書通り行くケースはほとんどありません。
ベッド周りのスペースにテレビや棚、ゴミ箱などが置いてあり、良い位置に車椅子を設置できないことが多いです。
そのため日常では「麻痺側への移乗」をしなければ、どうしようもない状況が多くみられます。そうなると、より職員個々の介助技術が問われてくるのですが、実際の現場では、かなり御粗末な事例が多いようです。

勢いと力任せで無理な移乗介助をしていないでしょうか…
時間に追われ知らず知らずのうちにケガをさせていないでしょうか…

入所されている方の 「足やスネ・ふくら脛に傷が無いか」をぜひ注意して見てほしいと思います。

その施設のスキルと職員の想いが一目でわかります。

 

健側と患側

 

 

ユニットケア