もくじ
体交で 床ずれなおる 訳がない
短期入所中に褥瘡ができた
“また短期入所中に褥瘡を作って家に帰してしまった”
「そういったリスクは十分、予測できたのに…」
と施設職員は何度悔やんだことでしょうか…
素人チームの褥瘡対応
褥瘡は係わる職員がチームとして機能していないと増々悪化してしまいます。
その機能していない素人チームが褥瘡の対応で真っ先にあげるのが「体位交換」です。 体位交換時間を記入した紙を枕元に貼ったりして、すっかり安心してしまうのです。
しかし、これは治療ではなく緩和方法のなかの一つにしかすぎません。
また、入浴で患部ばかりに気を取られ褥瘡部位だけは手厚い処置なのですが、顔や髪の毛の生え際は垢だらけ…こんなのも困ります。
栄養状態や疾病などの全体像を無視して褥瘡部位ばかり目が行くようでは、専門職とは言えません。
ざっくり言うと「入浴」と「栄養」、そしてケアマネはパシリになって「かかりつけ医」に通う!
仙骨部の褥瘡(緑膿菌検出)を発症された在宅の要介護5(経管栄養)の方への対応より(詳細記載はさしさわりがあると思いますので簡単に)
1.可能な限り通所サービスを利用して「毎日入浴」して頂きました。入所サービスと比較すると、入浴できる回数は圧倒的に多くなります。より清潔維持できました。
2.頻繁に褥瘡部の写真を撮影し職員間で共有しました。経過記録としての意味合いですが、改善の兆候を確認できると職員のテンションが上がります。
3.切開解放、抗生剤、栄養剤の処方をして頂いた「かかりつけ医」を頻繁に訪問し、その都度、写真を見せて指示を仰ぎました。改善傾向の写真を見ると「すごい」「すごい」と医師もスタッフを褒めてくれました。➡「素人じゃねぇーか」と言われそうですが、医師との関係が良好になりました。
4.ご家族も… と言いたいところですが… ここは今一つ…ゴニョゴニョさせて下さい…( ;∀;)
※注)あくまでもケースでございます。これが全ての褥瘡の対応に当てはまるという訳ではございません。
「体交で 床ずれなおる 訳がない」に頂いた皆様のコメント
エアマット
体位変換機能付きエアマット・・・
私はあんまりお勧めしないんですが
他事業所からの意見で入れてと言われて、入れてみた最初の頃の機種。
身体がずりずりーっと下がっていき
それ見た家族さんが怖くなって、機能を止めてしまいました。
この頃のは大分良くなってまして、
どうしても、の時に入れますが
はたから見ると怖い、と言われて、やっぱり機能を止めてしまわれる。という繰り返し
(--;
そうですよね、Hさん!
Hさんは福祉用具関連のお仕事もされてますよね。
最初聞いたときは、すごく便利なものができたんだなと驚きましたよ。
やはり、昔、私のケースで利用された方が柵とマットに挟まってしまい、焦りました。すぐに中止いたしました。
その後、しばらくしてから「危険喚起」が出され、気をつけるようになりました。
Hさんは用具なんかの製作もされるのでしょうかね。
福祉用具についてはいろいろと言いたいことがあるんですよヾ(@^▽^@)ノ
やっぱり危ない事があったんですね(--;
目が離せないエアマットだと思いました。
用具の製作は、大がかりな事はしませんが
ご家庭にある物、100均や市販品を工夫して代用したりすることはあります。
シーツやまくらカバーにはちょこっと裁縫して手を加えたり、靴は納品前に、下ごしらえを。
おっと、これ以上は企業秘密(^_^)v
介護用品は高いんで、言ってしまう、商売にならない(^^;
福祉用具にご意見あれば、ぜひぜひお聞かせください。
メーカーにチクりますw
いいですね。
私も100円ショップやホームセンター好きですよ。最近は腰板貼りましたよ。
「こうすればいいのに」という感じで,
実際に使っている時は用具に対しての要望が浮かんでくるのですが、すぐ忘れてしまいます。
その都度、忘れないようにメモでもとらないとダメですね。
(≡^∇^≡)
本当にそうです
体圧分散マット、エアマットに変えたり、体位変換気をつけても、スタッフ全員が褥瘡予防の意識を持たないと意味ないですよねー!
ありがとうございますSさん!
自動で角度が変わるエアーマットを在宅で入れたら、柵とマットの間に本人が挟まれるということがありまして…
小手先だけの対応はいけませんね!
気をつけたいです。
座布団を入れたり抜いたりしただけ
大腿部の横に褥瘡疑い→2時間毎の夜間巡視の度に体交を…という申し送りをうけて入ったお泊まりデイの夜勤…
体交しようとすると泣きわめくし(前回の送迎車と同じ利用者さん)、床暖の上に布団という和床なうえに肥満で胴がほぼ真ん丸なのもあり、反対側に向けても瞬間的に元通り…
巡視の度に、デイ備品の座布団を入れたり抜いたりしただけなのは、当時勤務してた法人が消滅した今だから言えるし、ここだけの話です(ワル)
入浴で洗髪したのに、風呂から出てきてから髪を乾かそうとするとフケが浮いていて、ベトベトしていてなかなか乾かないもんだから、乾かそうと髪をほぐしながらドライヤーをかけると、髪をほぐしていた職員の手と利用者さんの髪から油っぽい臭いと安物シャンプーの匂いが混ざって異臭が…ということが、2ヶ所目のデイでかなりありました…(明らかにシャンプーなびった(ぬりつけた)だけできちんと洗わずにお湯で流しただけという職員が、私がわかる範囲で2人もいた)
もちろん、幅が効くベテラン職員と生活相談員が一緒にいるときを狙って、チクって、該当日の入浴担当へ言ってもらいましたけどね…(秘)
なんか、Hさん…大変な所にお勤めされていたのですね。
介護歌留多「がんばろう介護職!」「がんばろう介護の仕事!」(介護マンガ)kodaiji genta 2021年7月6日 (kaigo2020.org)