もくじ
もったいない ご飯 残飯 残存機能
食堂までの導線が長いと…
車椅子や機械浴槽、紙おむつ等、介護には欠かせない物品も過剰に使い過ぎると、自立を損なってしまいます。
特に施設では、少しの距離なら歩行可能な方も、食堂やお風呂までの導線が長いため、当たり前のように車椅子を使います。
そして車椅子ばかり利用して、身体を動かさないと、どうしても全体の動きが萎縮してしまいます。
なんとか介助すれば歩行が可能なのに機能を十分生かす場面がない…
「使わない機能は弱くなる」 「弱くなるから使わない…」
この悪循環の理屈は理解しているのですが介護現場で残存機能を活かす介護の実践は厳しい現実もございます。朝ごはんの時間に間に合わないからと一斉に、車椅子によるベルトコンベアのような大移動が始まります。
台車で荷物を運搬するかのように、効率良く3台の車椅子を同時に押している夜勤明けの介護職員は…
叱られました…
※参考「長い廊下」を利用した残存機能の維持方法
車椅子3台同時に移動…凄い技ですね。
それはしたことがないけど、
残存機能を奪うことはやってますね…。
出来る限り、本人様にやってもらってますが、
時間に追われる時は仕方なく。
難しいですね。
よく
「自分で出来ることは自分でやりましょう」
という言葉を聞きますが、私はその言葉にかなり違和感を感じます。
「自分で出来るでしょ(; ・`д・´))!」
みたいに職員のキツイ言葉を聞くことがございますので…
お互い快く自立支援のお手伝いをしたいものです。
そのとおり
出来ることを大切にすることこそ
支援
ケア
だと思いますが。
今は、保有能力という言葉が主流になっていますね。
自立支援とは
奥深いですが
追求していきながらも
利用者様を甘やかせたいとも思います。
(甘やかすとは、愛情の部分で)
保有能力、いい言葉ですね!
現場であるあるだと、思いますが、
“できるんだから自分でやりなさい的な対応”は利用者との信頼を得ていないと、利用者に誤解されやすいですね。
私の場合は…
「ちょっと、あんた甘やかせ過ぎよ」
「だから、わがままになるのよっ」
なんて言われることもありました。
でも、厳しく対応される派(あえてそういういい方をします)のなかにも十分に利用者からの支持をうけている職員もおられます。
いろいろな面から切ってみると、「自立支援」安易にどうこうはいえませんね。
さすがにデイや(造りが古くて狭い)グルホ、小規模多機能は廊下やデイルーム(居間)が狭くて、車椅子の複数押しができませんが、生前、祖母が入っていた特養で車椅子の2台押しはよく見かけましたね…
残存機能をことごとくぶっ潰す職員、いましたね…
自力で食えるのに強引に食介しちゃうとか…
しかも、他の職員にまでそれを強引に押し付けるし、ホントに迷惑な奴でした(最初の勤務先デイにいた)
そうかと思えば、車椅子のフットサポートを上げるのが面倒だから(本音)、表向きは鍛えるといって歩行もできない不自由な足を上げさせて移動している連中が次の職場の同僚だったり………
(ちょっと、これ鍛える方向違うし(それこそ、以前広大寺さんのブログに書かれていた車椅子を斜め45度キープぐらい方向が違う)、虐待だから………。善良な施設ではヒヤリハットもんだし………)
ホントに、こう書いてみると、ろくでもない同僚に嫌というほど巡りあってしまったようです………
「残存機能ぶっ潰す職員、いましたね…」
というHさんのコメントを見て思い出す事がございます。
昔、私はオムツ外しの先駆者であるM氏や自立支援オムツゼロのT氏に感化され張り切っておりました。
そして事業所のウリ、特色、方向性を示すものとして「自立支援」に取り組みました。
そのメインはなんといっても「おむつ外し」で「排泄はトイレでやりましょうよ」という目標でスタートしました。
でも、そこに「ぶっ潰す職員」といいますか足引っ張りが、法人内の他の施設に現れたのです。
「おむつが外れて介護度が改善したら収入が下がる」なんて言い出す法人の上司や介護部会長なんかが出てきて…
いろいろな考え方あるのですね…とも思いましたが「嫉妬」だな…とも思われる言動が多かった気がします( ;∀;)
でも、また自立支援うんぬん以前に人間関係も大事なんだなと考えさせられた一件となりました。
「自立支援をすすめたら」根回し・お伺い・接待・妬み・長い物には巻かれよ的な世界にどっぷり浸かるきっかけになってしまいました。
そうなんですよ!
職員の都合が先になってます。
待つことをしたいですね。
自立支援が絵に描いた餅になってます。
お疲れ様です!
職員はどうしても効率も考えてしまいますからね。
なんでも自力でやりなさいというタイプの職員もおられますがバランスを上手にとりたいです。
(*’▽’)