相談員や介護支援専門員といった介護保険の請求業務に携わる人間は「返戻」という言葉に敏感で、その響きを聞くと、胸がキュンと締め付けられてしまいます。
「もしもし、すいません、返戻で戻って来たんですけど…」
という電話でのやりとりが月初めのサービス提供事業所と居宅介護支援事業所との間で繰り広げられます。
気を付けたいのは、自分のミスなのにそれが分からず一方的に相手を責めたててしまうことです。
後になって、ようやく自分のミスに気付いても
“後の祭り”
間違ったまま国保連に再請求済みなんてことに…
「あんなに文句言っちゃった、どうしよう…」
そして、次の月末、そわそわと緊張するのです。